なぜ夏の夜は寝苦しいの?
まず、答え
昼に温まった地面や建物が、夜になっても熱を出し続け、気温が下がりきらないからです。
どうして?
昼のあいだ、地面やアスファルト、建物は、たっぷりと熱をためこみます。夜になると、その熱を空へにがして涼しくなるはずですが、夏はもともと気温が高く、湿気も多いので熱がにげにくいのです。とくに街ではコンクリートが夜もあたたかく、気温が25度より下がらない夜になります。これが寝苦しさの正体です。
もう一歩
夜、地面が空へ熱を放して冷えることを放射冷却といいます。空気がかわいた晴れの夜はよく冷えますが、湿気が多いと熱がにげにくく、冷えません。夜も25度以上ある夜を熱帯夜といいます。街がまわりより暑くなる現象は、ヒートアイランドと呼ばれます。
へぇ、となる話
同じ夏でも、湿気の少ない高原の夜は、毛布がほしくなるほど冷えます。砂漠は昼あんなに暑いのに、夜は寒いほど気温が下がります。空気のかわきぐあいで、夜の冷え方は大きく変わるのです。
身のまわりの同じしくみ
打ち水で夜を涼しくする、日中閉め切った部屋がむっとする、晴れた冬の朝の冷え込み。どれも夜の熱のにげ方に関わります。