なぜ打ち水をすると涼しいの?
まず、答え
まいた水が蒸発するとき、まわりから熱をうばっていくからです。
どうして?
水が水蒸気に変わる(蒸発する)には、熱が必要です。地面にまいた水が蒸発するとき、その熱を地面や空気からもらいます。熱をとられた地面と空気は、温度が下がります。だから、打ち水をすると涼しくなります。
もう一歩
液体が気体に変わるときに吸う熱を気化熱といいます。水は気化熱が大きいので、少しの水が蒸発するだけで、たくさんの熱をうばえます。昔からの打ち水の知恵は、この気化熱を使った天然のクーラーです。日なたよりも日かげにまくほうが、水がゆっくり蒸発して、涼しさが長く続きます。
へぇ、となる話
汗をかいて涼むのも、まったく同じしくみです。打ち水と汗は、気化熱を使う兄弟のような関係です。プールから上がると寒く感じるのも、体についた水が蒸発して熱をうばうからです。
身のまわりの同じしくみ
汗、プール上がりの寒さ、アルコール消毒のあとのひんやり。どれも水(や液体)が蒸発するときの気化熱です。