林業の間伐(かんばつ)ってなに?どうして木を切るの?
まず、答え
間伐は、こみ合って育った木の一部を切って、残りの木がよく育つようにすることです。木を減らすようで、じつは森を元気に保つための大切な手入れなのです。
どうして?
苗をたくさん植えると、育つうちに枝や根が重なり合い、日光や栄養、水をうばい合うようになります。そのままだと、どの木もひょろひょろで弱くなり、地面まで日が届かず、下草も育ちません。そこで、間引くように一部の木を切ります(間伐)。すると、残った木に日光と栄養がいきわたり、太くまっすぐ、じょうぶに育ちます。森の中も明るくなります。
もう一歩
間伐は、木材をとるためだけの作業ではありません。森を健康に保ち、災害に強くするための手入れでもあります。日が地面に届くと下草や若い木が育ち、根が土をしっかりつかむので、大雨でも土がくずれにくくなります。切った木も、木材や燃料として使われます。森は「植える→育てる→間伐する→収穫する→また植える」と、くり返し使える資源なのです。
へぇ、となる話
木を切ることが、森を守ることになる。これは意外に感じるかもしれません。手入れをやめて放っておいた森は、暗く弱くなってしまうことがあります。人が手をかけることで、元気を保てる森もあるのです。
身のまわりの同じしくみ
木の柱や家具、山の手入れ、まきやペレット。間伐された木は、いろいろな形で暮らしに使われます。