係の仕事や当番は、なんのためにあるの?
まず、答え
係の仕事や当番があるのは、みんなで暮らす場所を、みんなで少しずつ支えるためです。だれか一人にまかせず、みんなが少しずつ受け持つと、負担が軽くなり、自分もその場所の一員だと感じられます。
どうして?
人は、集団で生きる生きものです。だれかがごみを集め、だれかが電気を消す。役割を分け合うと、大きなことも回っていきます。
もし全部を一人がやったら、その人はつかれてつぶれてしまい、ほかの人は「自分は関係ない」と感じてしまいます。役割を持つと、その場所が「自分たちのもの」に変わるのです。
もう一歩
係の仕事には、目に見えにくいごほうびがあります。ひとつは「たよりにされる」うれしさ。人は、だれかの役に立てたとき、脳がよろこびを感じます。
もうひとつは、「できることが増える」こと。地味な当番でも、続けるうちに、段取りや責任感が身につきます。すぐに楽しくなくても、あなたがやった分だけ、その場所は少し良くなっています。だれも見ていなくても、やったことは消えません。むしろ、見ていないところでちゃんとやれる人は、まわりから静かに信頼されていきます。
へぇ、となる話
人が助け合うと気持ちよくなるのは、大昔から、集団で協力して生きのびてきたなごりだと言われます。役に立つとうれしいのは、あなたが優しいからだけでなく、人という生きものにそなわった性質でもあるのです。
身のまわりの同じしくみ
給食当番、掃除、飼育係、家のお手伝い、町内の清掃。どれも、みんなで少しずつ支えて、その場所を「自分たちのもの」にしていく、同じしくみです。