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経済

会社って、どうやって生まれたの?

まず、答え

一人ではできないほど大きな仕事を、みんなでやるために生まれました。遠い海へ船を出す、大きな橋をかける。お金も人手も、一人分ではとても足りません。そこで「お金を出し合い、力を出し合い、もうけも損も分け合う」という約束が生まれました。その約束に形を与えたものが、会社です。

どうして?

むかしの商売の多くは、一人か家族でやるものでした。作ったものを売る、仕入れて運ぶ。それくらいなら、一人でも回せます。

ところが、海のむこうまで品物を買いに行くとなると、話がまったくちがってきます。船を作るお金、船乗りをやとうお金、何か月分もの食べもの。一人では、とても出せません。しかも船は、あらしで沈むかもしれない。もし全部を一人で出していたら、沈んだその日に、すべてを失います。

そこで人々は考えました。お金を何人かで出し合えばいい。うまくいったら、出した分に応じて分け合う。だめだったら、損も分け合う。一人でかかえるには大きすぎることを、みんなで持てるようにする。これが、会社という仕組みの出発点にある考え方です。

もう一歩

古い形の一つに、中世のイタリアで使われた「コンメンダ」という約束があります。お金を出す人と、実際に船に乗って商売をする人が組み、もうけを決めた割合で分ける契約です。お金を出す人は、家にいながら商売に参加できる。船に乗る人は、自分にお金がなくても商売を始められる。役割を分けたわけです。

同じころヨーロッパの町では、同じ仕事の人たちが集まる「ギルド」という組合も生まれていました。ルールを決め、技術を守り、たがいに助け合う。こちらは、人が集まって力を出す形です。

お金を出し合う仕組みと、人が集まる仕組み。この二つが結びついて、やがて今の会社になっていきました。会社は、だれかが一日で思いついた発明品ではありません。「一人では無理だ」という困りごとを解くために、長い時間をかけて少しずつ作られてきた道具なのです。

へぇ、となる話

会社を表す英語の company は、もとをたどると「いっしょに(com)パンを(pan)食べる仲間」という意味の言葉からきたと言われています。日本語の「会社」にも、会う・集まるという字が入っています。どちらの言葉も、先にあったのは人の集まりで、仕組みはあとからついてきた、ということを教えてくれます。

身のまわりの同じしくみ

クラスで大きな出しものをするとき、一人ずつお金と役割を出し合いますね。町内会も、子ども会も、少しずつ出し合って、一人ではできないことをやっています。会社と、根っこは同じです。

#かいしゃ#れきし

力だめしクイズ

会社という仕組みが生まれた、いちばんの理由は?

このきじは「経済と会社のしくみコース」の 8/26 最初から読む

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