「価値」ってなに?なぜお金に変わるの?
まず、答え
価値とは、「だれかの困りごとを解決したり、うれしくさせたりする力」のことです。人は、助けてもらったり、うれしい気持ちになったりすると、そのお礼にお金をはらいます。つまり、だれかの役に立つほど価値が生まれ、その価値が、お金に変わっていくのです。
どうして?
人はいつも、何かに困ったり、「こうだったらいいのに」と思ったりしています。おなかがすいた、遠くへ行きたい、楽しみたい、安心したい。だれかがその困りごとを解決すると、助かった人は「ありがとう、その分をはらうね」となります。これが、価値がお金に変わるしくみです。
大事なのは、お金が先ではなく、価値が先だということ。まず、だれかの役に立つ。すると、あとからお金がついてきます。順番を逆にしないことが、ものごとの本質です。
もう一歩
価値には、いろいろな形があります。ものを作る(パン・服)、はこぶ(荷物・人)、直す(こわれたもの)、教える、楽しませる、安心をあたえる。どれも、「だれかの困りごとやねがいを、解決している」という点は同じです。
だから、「もうけたい」より先に、「だれの、どんな困りごとを解決できるか」を考える人が、けっきょくは大きな価値を生みます。お金は、生んだ価値をはかる、ものさしのひとつ。ものさしの数字を追いかけるより、価値そのものを大きくするほうが、うまくいくのです。あなたが人によろこばれること、得意なことも、じつは価値のたねです。
へぇ、となる話
世の中には、お金にならない価値も、たくさんあります。友だちの話を聞くこと、道を教えること、家の手伝い。返ってくるのがお金ではなく「ありがとう」だというだけで、だれかの役に立っていることは同じです。お金は、生まれた価値をはかるものさしのひとつであって、価値そのものではないのです。
身のまわりの同じしくみ
手伝って「ありがとう」と言われること、作ったものをよろこんでもらえること、教えて「助かった」と言われること。どれも、だれかの役に立って価値を生む、経済のいちばん小さなたねです。