ねだんは、どうやって決まるの?
まず、答え
ねだんは、「ほしい人の多さ」と「売れるものの多さ」のバランスで決まります。ほしい人が多くて、ものが少ないと、ねだんは上がります。反対に、ものがあまっていて、ほしい人が少ないと、ねだんは下がります。ねだんは、みんなの「ほしい気持ち」の表れなのです。
どうして?
売る人は、なるべく高く売りたい。買う人は、なるべく安く買いたい。この二つがぶつかって、「これなら売ってもいい、これなら買ってもいい」という点で、ねだんが落ち着きます。
だから、同じものでも、ほしい人が急に増えるとねだんが上がり、たくさん作られて余るとねだんが下がります。ねだんは、だれかが勝手に決めた固定の数字ではなく、みんなの気持ちで動く、生きた数字なのです。
もう一歩
ねだんには、「作るのにかかった費用」も関わります。材料や手間がたくさんかかるものは、安くしすぎると、作る人の生活が続きません。だから、多くのねだんは、「作る費用」と「ほしい人の多さ」の両方で決まります。
そして、ねだんは大切な合図でもあります。あるもののねだんが上がると、「もっと作ればもうかる」と気づいた人が作り始め、やがて量が増えてねだんが落ち着く。ねだんが下がると、作る人が減る。こうして、世の中は「足りないもの」と「あまるもの」を、ねだんを通して自然に調整しています。ねだんは、だれも命令していないのに、みんなの困りごとと工夫を、そっとつないでいるのです。
へぇ、となる話
同じ飲みものでも、コンビニと遊園地の中では、ねだんがちがうことがあります。大きな理由は、ほかに買える場所があるかどうかです。えらべるお店がいくつもあると、売る人はねだんを下げないと選んでもらえません。反対に、そこでしか買えないなら、下げなくても売れます。ねだんは、ほしい人とものの数だけでなく、「えらべる数」でも動くのです。
身のまわりの同じしくみ
季節の野菜が安くなること、人気のおもちゃが品切れになること、セールで値下がりすること。どれも、ほしい人とものの多さでねだんが動く、同じしくみです。