順番を守る・ならぶのは、なんのため?
まず、答え
順番を守ってならぶのは、みんなが安心して、公平に過ごせるようにするためです。ならばずに我先にとすると、力の強い人だけが得をして、みんながぎすぎすします。順番は、見えないけれど、みんなを守る便利なルールです。
どうして?
たくさんの人が同じものを使いたいとき、ルールがないと、うばい合いになります。それを防ぐのが「順番」です。先に来た人から、というシンプルな決まりがあるだけで、あらそいがぐっと減ります。
順番を守ると、「自分の番も、ちゃんと来る」と信じられます。この安心があるから、みんな落ち着いて待てるのです。順番は、たがいへの信頼で成り立っています。
もう一歩
ルールには、「なんのためにあるか」を考えると、守る意味が見えてきます。ならぶのは、先生や大人にしかられないためではなく、みんなが気持ちよく過ごすためです。理由がわかると、見ていない場所でも守れるようになります。
そして、順番を守ることは、少しだけ自分をコントロールする練習でもあります。「今すぐほしい」を、少し待てる力。この力は、勉強でも、貯金でも、夢に向かってこつこつ進むときにも役立ちます。待てる人は、大きなことを成しとげやすいことも知られています。小さな「待つ」の積み重ねが、じつは大きな力を育てているのです。
へぇ、となる話
目の前のごほうびを少し待てた子のほうが、あとになって、いろいろなことがうまくいきやすかった、という有名な研究があります。順番を待つような小さな場面も、その「待つ力」をきたえる練習になっているのです。
身のまわりの同じしくみ
すべり台の順番、レジのれつ、じゅん番に発表すること、ゲームのターン。どれも、みんなが公平に安心して過ごすための、同じしくみです。