モールス信号ってなに?
まず、答え
モールス信号は、短い音と長い音(トンとツー)の組み合わせで文字を表す、昔からの通信方法です。電気のオン・オフだけで、遠くへ言葉を送れます。
どうして?
電線や電波では、複雑な文字をそのまま送るのは大変です。そこで、電気を「短く流す(トン)」と「長く流す(ツー)」の2種類だけを使い、その並べ方で文字を決めました。たとえば「トン・トン・トン/ツー・ツー・ツー/トン・トン・トン」はSOS(助けて)の合図です。受け取った人は、音の長さの組み合わせを文字に置きかえて読みます。単純なオン・オフだけで、遠くの人と言葉をやりとりできる、かしこいしくみです。
もう一歩
モールス信号は、じつは今のコンピュータととても近い考え方です。コンピュータも、電気のオン・オフ(0と1)の並べ方で、文字も画像も表しています。ちがいは、モールスが人の耳と手で送り受けするのに対し、コンピュータは機械が超高速でやること。「たった2種類の信号の組み合わせで、あらゆる情報を表せる」という発想は同じで、モールス信号はその大先ぱいといえます。よく使う文字ほど短い符号にして速く送れるよう工夫されている点も、今のデータのあつかいに通じる知恵です。
へぇ、となる話
電話やインターネットがなかった時代、モールス信号は世界中を結ぶ最速の通信手段でした。船や電信で、海をこえて言葉を送っていたのです。
身のまわりの同じしくみ
SOSの合図、点滅する光の合図、トントンとたたくノック。どれも「合図の組み合わせ」で意味を伝えています。