戦争はなぜ起こるの?
まず、答え
戦争が起こるのは、国と国が、土地・資源・考え方・宗教・誇りなどをめぐって対立し、話し合いで解決できなくなったときです。多くの場合、「うばわれたくない」「自分たちが正しい」「相手がこわい」という気持ちが積み重なって、最後に力でぶつかってしまいます。
どうして?
国どうしも、人と人の関係と、似たところがあります。ほしいものが重なる、たがいを信じられない、これまでのうらみが残っている。こうした理由がからまって、対立が深まります。
相手をよく知らないと、「きっと自分たちをおそってくる」と思いこみ、身を守るつもりで先に武器を持ってしまうこともあります。おそれが、おそれを呼ぶのです。ひとりの悪者がいて戦争が起きる、というより、すれちがいと不信が積み重なって、だれも止められなくなって起きることが、じつは多いのです。
もう一歩
戦争の原因には、いくつかの型があります。土地や資源(水・食べもの・エネルギー)のうばい合い。宗教や考え方のちがい。過去のうらみやしかえし。指導者が自分の力を保つために、外に敵を作ること。そして、正しい情報が伝わらず、たがいをまちがって理解すること。
こわいのは、一度始まると、止めるのがとてもむずかしいことです。「やられたらやり返す」がくり返され、にくしみがどんどん大きくなります。だからこそ、始まる前に、対立の芽を小さいうちに、話し合いでほどくことが、いちばん大切です。これは、友だちとのけんかが大きくなる前に仲直りするのと、根っこは同じしくみです。
へぇ、となる話
多くの戦争は、あとから「相手も本当はしたくなかった」ことがわかります。たがいに「相手が攻めてくる」とおそれ、身を守るつもりで武器を増やし、その結果ぶつかってしまう。これを止めるには、話し合い、相手をよく知り、少しずつ信頼を作るしかない。人類は、長い歴史から、そのことを学んできました。
身のまわりの同じしくみ
意見のちがい、なわばりのとり合い、うわさによる誤解、しかえしの連鎖。国どうしの争いも、身近ないさかいと、根っこは同じです。だから、けんかを解く力を育てることは、平和を作る力の第一歩でもあるのです。