なぜ動物によって、一生の長さがちがうの?
まず、答え
体の大きさと、体の中でエネルギーを使う速さがちがうからです。小さくて速い動物ほど、一生は短くなります。
どうして?
ネズミは2〜3年、ネコやイヌは15年ほど、ウマは25〜30年、ゾウは60〜70年生きます。ゾウガメは100年をこえ、ホッキョククジラは200年生きるものもいます。ならべてみると、体が大きい動物ほど長生きだという、ゆるやかな決まりが見えてきます。
小さな動物は、体から熱がにげやすいので、体温を保つためにたくさん食べて、たくさん燃やさなければなりません。心臓もどんどん打ちます。ネズミの心臓は1分に600回ほど、ゾウは20〜30回ほど。体をはげしく使う動物ほど、体の傷みも早く進むと考えられています。
もう一歩
ただし、大きさだけで決まるわけではありません。鳥やコウモリは、体が小さいわりにとても長生きします。空を飛べるので、天敵につかまりにくいからだと考えられています。地面の下でくらすハダカデバネズミも、ネズミの仲間なのに30年以上生きます。
つまり「小さいほど短い」は目安であって、そこから外れる生きものを見つけたときが、いちばんおもしろいところです。なぜこの動物だけちがうのか、と問いを立てられるからです。
へぇ、となる話
一生の長さがちがっても、心臓が打つ回数の合計はどの動物もだいたい同じ、という考え方があります。ネズミは速く、ゾウはゆっくり。まるで、それぞれの動物が、それぞれの速さの時計を持っているようです。
身のまわりの同じしくみ
ペットのハムスターとイヌとで、いっしょにいられる時間がちがう。動物園のゾウが何十年もいる。どれも、その動物なりの時間の速さがあるからです。