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生物

野生の動物は、寿命まで生きられるの?

まず、答え

ほとんどが、寿命よりずっと前に死にます。天敵に食べられたり、病気やけが、食べ物不足、寒さで命を落とすからです。

どうして?

図鑑に「ライオンの寿命は20年以上」と書いてあっても、野生のライオンの多くは10〜14年ほどで死にます。動物園なら、えさがあり、けがを治してもらえ、おそわれる心配もないので、体が持つかぎりの長さまで生きられます。

野生の小さな動物では、差はもっと大きくなります。野ネズミは3年ほど生きられる体を持っていますが、実際には1年たたずに死ぬものがほとんどです。自然の中では、生きのびること自体がむずかしいのです。

もう一歩

ここには、言葉のちがいがかくれています。ひとつは、いちばん長く生きた個体の記録(最大寿命)。もうひとつは、生まれた動物たちが平均して何年生きたか(平均寿命)。この2つは、まったく別の数字です。

「ゾウは60年生きる」と聞いたとき、それは体の持つ力の話なのか、実際に野生で平均何年生きたのかで、意味が変わります。数字を見たら、何をはかった数字なのかを確かめる。これは動物の話にかぎらず、どんなデータでも同じです。

へぇ、となる話

野生で早く死ぬ動物ほど、たくさんの子を残す傾向があります。ネズミは年に何度も、たくさんの子を産みます。反対に、天敵の少ないゾウは、2年近くおなかの中で育てて、1頭だけを産みます。一生の長さと、子の残し方は、セットになっているのです。

身のまわりの同じしくみ

庭で見かけるスズメやチョウ、道ばたのアリ。多くは、その年のうちに世代が入れかわっています。

#いのち#動物

力だめしクイズ

図鑑の「寿命20年」を見たとき、確かめるとよいことは?

このきじは「いのちの一生コース」の 3/15 最初から読む

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