生物多様性ってなに?なぜ大切なの?
まず、答え
生物多様性とは、いろんな種類の生きものが、いろんな場所で、たがいにつながり合って生きていることです。生きものの種類が豊かなほど、自然は丈夫になり、わたしたちの暮らしも支えられます。
どうして?
地球には、名前がついているものだけで百数十万種、まだ知られていないものを入れると、もっとたくさんの生きものがいます。
森・川・海・草原と、場所ごとにちがう生きものがくらし、食べる・食べられるでつながっています。この、種類と場所とつながりの豊かさを、まとめて生物多様性とよびます。
もう一歩
多様であることが大切な理由は、大きく3つあります。
ひとつめ。つながりが丈夫になります。種類が多いほど、どこか一部が欠けても、自然全体はくずれにくくなります。
ふたつめ。わたしたちの暮らしを支えます。食べもの、きれいな水と空気、薬のもと、災害をやわらげる森。その多くが、生きもののはたらきによるものです。
みっつめ。まだ知らない可能性があります。役割の分かっていない生きものが、未来の大きな発見につながるかもしれません。
そしてこの多様性は、その土地の地質・水・土・気候の上に、長い時間をかけて作られたものです。だから、ひとつの場所を守ることは、そこにつらなる無数のつながりを守ることになります。石狩川の河原の石ひとつも、この大きなつながりへの入口なのです。
へぇ、となる話
じつは、身近な自然を「よく見て、記録する」ことが、多様性を守る第一歩になります。だれかが撮った1枚の写真や、1つの記録が、「その生きものが、そこにいた」証拠になり、自然を守る手がかりになるのです。観察する目そのものが、力になります。
身のまわりの同じしくみ
近所の公園の虫や草花、川の生きもの、田んぼ、家庭菜園、食たくの食べもの。多様性は、遠い森の話ではなく、あなたのまわりにも広がっています。