現金を使わない支払い(キャッシュレス)が広がるのはなぜ?
まず、答え
キャッシュレスとは、お札や小銭(現金)を使わずに、カードやスマホで支払うことです。広がっているのは、早くて、便利で、記録が残るからです。お金のやりとりが、ものの受けわたしから、数字のやりとりに変わってきているのです。
どうして?
現金には、便利なところもありますが、不便なところもあります。持ち歩くとかさばり、落とすとなくなり、おつりの計算に手間がかかります。お店も、お金を数えたり、銀行へ運んだりする手間がかかります。
カードやスマホでの支払いは、機械にかざすだけ。おつりもいらず、一しゅんで終わります。いくら使ったかも記録に残るので、あとで見返せます。この「早い・便利・記録が残る」のよさから、キャッシュレスは世界中で広がっているのです。
もう一歩
キャッシュレスのしくみは、じつは「あとで、まとめてお金が動く」約束でできています。あなたがカードでかざした瞬間、その場で現金は動きません。かわりに「あなたが○○円はらう」という情報が記録され、あとで銀行を通してお金が動きます。目に見えないところで、数字が正確にやりとりされているのです。
便利な一方で、気をつける点もあります。現金とちがい、手もとのお金が減る感覚がうすいので、使いすぎに気づきにくいこと。機械やスマホが使えないと、支払えないこと。そして、記録が残るぶん、その情報をきちんと守るしくみが必要なこと。便利な道具ほど、しくみを知って、かしこく使うことが大切です。お金が形を変えても、「価値と価値を交換している」という中身は、まったく変わりません。
へぇ、となる話
世界には、現金をほとんど使わなくなった国もあれば、今も現金が中心の国もあります。国によってスピードはちがいますが、お金は歴史の中で、貝がら、金貨、お札、そしてデジタルの数字へと、形を変え続けてきました。キャッシュレスは、その長い変化の、いちばん新しい一歩なのです。
身のまわりの同じしくみ
図書館のカードで本を借りること。ゲームの中で、コインの数字だけが増えたり減ったりすること。どれも、ものを直接わたさず、記録(数字)でやりとりする、キャッシュレスと同じ考え方です。