← 記事一覧

経済

借金って、わるいこと?

まず、答え

借金は、かならずしもわるいことではありません。大切なのは、「何のために借りるか」です。将来もっと大きな価値を生むための借金は、前に進む力になります。反対に、返すあてのないまま、その場の欲しいもののために借りる借金は、あとで自分を苦しめます。

どうして?

借金とは、お金を借りて、あとで利息をつけて返すことです。利息のぶん、返す金額は増えます。だから「損」に見えますが、そうとは限りません。

たとえば、お店を開くために借りたお金で、価値を生む事業を始められれば、利息をはらってもおつりがくるほど、お金を生み出せます。今は手もとにお金がなくても、良い挑戦をすぐに始められる。これが、借金の良い面です。借金は、時間を先どりして、未来の力を今に持ってくる道具にもなるのです。

もう一歩

借金には、「良い借金」と「気をつけたい借金」があります。良い借金は、将来の価値や力につながるもの。事業を始める、学ぶ、必要な道具をそろえる。返す見通しがあり、借りたお金が、それ以上のものを生む借金です。

気をつけたい借金は、その場の欲しいものや、遊びのために、返すあてもなく借りるものです。とくに、利息が高い借金を、よく理解せずにくり返すと、返すために、また借りることになり、ぬけ出せなくなることがあります。だから、借りる前に、「これは、返せるか」「借りた分より大きなものを生むか」を、必ず考えることが大切です。借金は、火のようなもの。上手に使えば、料理も暖房もできますが、あつかいをまちがえると、やけどをします。こわがりすぎず、あなどりすぎず、しくみを知って向き合うことが大切です。

へぇ、となる話

じつは、多くの会社や国も、借金をしながら大きくなっています。返す見通しを立てて借り、それ以上の価値を生む。借金そのものが問題なのではなく、「返せる範囲で、価値を生むために使えているか」が問題なのです。上手な人ほど、借金を、こわがるのではなく、かしこく使いこなしています。

身のまわりの同じしくみ

前借りしたおこづかいを、お手伝いで返すこと。図書館で本を借りて、期限までに返すこと。どれも、「借りたら、責任を持って返す」という約束が土台です。返す力の中で借りることが、上手な借金の基本です。

#けいざい#おかね

このきじは「お金と世の中のなぜ?コース」の 12/12 最初から読む

まだわからないこと、もっと知りたくなったことはありますか。あなたの「なぜ?」が、つぎの記事のもとになります。

もっと知りたい・聞いてみたい