「同じ」でまとめて考える力(分類・抽象化)ってなに?
まず、答え
バラバラのものを「にているところ」でまとめると、考えやすくなります。細かいちがいをいったん置いて、共通点でグループにする。これが「まとめて考える」力です。
どうして?
たとえば、りんご・みかん・ぶどうは、色も形もちがいますが、「くだもの」とまとめられます。まとめると、「くだものは水で洗って食べる」のように、ひとつの考え方で、たくさんのものをあつかえます。いちいち別々に覚えなくてよくなるのです。ちがいに注目することも大切ですが、「同じ」でまとめる力があると、頭の中がすっきり整理されます。
もう一歩
「同じ」でまとめて、本質だけを取り出す考え方を「抽象化」といいます。これは、算数や科学の、とても強力な道具です。たとえば「2+3」も「りんご2個+3個」も「2歩+3歩」も、細かいちがいを捨てて「2+3=5」とまとめたからこそ、ひとつの計算であらゆる場面に使えます。コンピュータやAIも、ものごとを分類し、まとめて考えることで動いています。ただし、まとめすぎると大事なちがいを見落とすことも。「どこまで同じとみなし、どこからちがいを大切にするか」を選ぶのが、人の考える力です。
へぇ、となる話
地図は、実際の町から「道」と「建物」だけを取り出して、色や細かいものを省いた「まとめ」です。だからこそ、ひと目で道がわかるのです。
身のまわりの同じしくみ
おもちゃの片づけ(仲間分け)、図かんの分類、地図。どれも、「同じ」でまとめると、わかりやすくなります。