融資ってなに?
まず、答え
融資とは、銀行などが、事業をやる人にお金を貸すことです。借りた人は、あとで少しずつお金を返し、そのお礼として「利息」を少し多くはらいます。今はお金がないけれど価値を生める人に、お金を先にわたして、生まれた価値の中から返してもらう、というしくみです。
どうして?
新しいお店を開いたり、機械を買ったりするには、まとまったお金が必要です。でも、始める前には、まだそのお金がありません。かせぐのを待っていたら、いつまでも始められない。
そこで、銀行がお金を貸します。借りた人は、そのお金で事業を始め、価値を生んでお金を受け取り、その中から少しずつ返していきます。融資があるおかげで、良いアイデアを持つ人が、お金がたまるのを待たずに、すぐ挑戦できるのです。
もう一歩
融資と投資は、にているようで、大きくちがいます。投資は、会社を応援してお金を出し、うまくいけば分け前をもらい、だめならお金がへることもある、という「いっしょにリスクを負う」関係です。融資は、「貸したお金は、利息をつけて、かならず返してもらう」約束です。事業がうまくいってもいかなくても、借りた人は返す責任があります。
利息は、貸してくれたお礼であると同時に、銀行が「本当に返せそうか」をよく調べて貸す理由でもあります。返せない相手に貸すと、銀行のお金(もとはみんなの預金)が消えてしまうからです。だから銀行は、「この事業は、ちゃんと価値を生んで、返せるか」を見きわめて貸します。ここでも土台にあるのは、やっぱり「価値を生めるかどうか」なのです。融資は、価値を生む力に、社会がお金を先わたしする、大切なしくみです。
へぇ、となる話
銀行は、あずかったお金を、金庫でねかせているだけではありません。その一部を、事業をやる人に貸し出しています。あなたがあずけたお金が、どこかの新しいお店や工場を生む力になっているかもしれない。銀行は、「お金の余っている人」と「お金を必要としている人」を、つなぐ橋なのです。
身のまわりの同じしくみ
友だちに少しお金を貸して、あとで返してもらうこと。前借りして、あとでお手伝いで返すこと。どれも、お金を先にわたし、あとで返す、融資と同じ考え方です。ただし、お金の貸し借りは約束が命。返す約束は、かならず守ることが大切です。