平均だけだとだまされる?「まん中の数(中央値)」ってなに?
まず、答え
中央値小さい順にならべて、ちょうど真ん中の値。は、数を小さい順に並べたとき、ちょうどまん中にくる数です。ひとつだけ極端に大きい数があると平均はそれに引っぱられるので、中央値のほうが「ふつう」をよくあらわすことがあります。
どうして?
平均は全部を足して人数で割るので、飛びぬけて大きい数があると、その影響で大きくなります。たとえば、ほとんどの人が少ないのに一人だけすごく多いと、平均は「実感より高め」になります。中央値は並べたまん中を見るだけなので、極端な数に引っぱられにくく、多くの人の実感に近くなります。
もう一歩
たとえば5人の持っているお金が、100・100・200・300・5000円のとき、平均は1140円ですが、中央値は200円です。「平均1140円」だけ聞くとみんな豊かに見えますが、実際は多くが200円前後です。世の中の「平均年収」「平均貯金」などで実感とズレるのは、この極端な値の影響です。平均・中央値・ばらつきデータが平均のまわりで、どれくらい散らばっているか。をセットで見ると、データの本当の姿がつかめます。どれか一つの数だけで判断しないことが、だまされないコツです。
へぇ、となる話
ニュースの「平均」という言葉は、時に印象を大きく左右します。同じデータでも、平均を出すか中央値を出すかで、伝わる印象が変わるのです。
身のまわりの同じしくみ
クラスのテスト、おこづかい、身長。「平均」と「まん中の人」がずれていないか見ると、数字にだまされにくくなります。