「割合」と「実際の数」、どっちで見ればいいの?
まず、答え
割合と実際の数は、どちらも大事で、片方だけを見ると勘ちがいします。割合は「どれくらいの多さか」を、実際の数は「どれくらいの規模か」を教えてくれます。両方を見るのがコツです。
どうして?
たとえば「成功率90%」でも、10回のうち9回なのか、1000回のうち900回なのかで意味が変わります。割合が同じでも、もとの数(何回中か)がちがえば、信頼できる度合いも、影響の大きさも変わります。だから、割合を見たら「もとは何個中?」、実際の数を見たら「全体に対してどれくらい?」と、もう片方も確かめます。
もう一歩
よくある勘ちがいが二つあります。一つは、少ない回数の割合を信じすぎること。「3人中3人が満足(100%)」は、たった3人なので、あてになりません。もう一つは、大きな数だけを見ておどろくこと。「1万人が被害」でも、全体が1億人なら割合は0.01%です。割合と実数はセットで、はじめて正しく比べられます。とくに広告やニュースは、印象を強めたい方の数字(大きく見える方)だけを見せがちなので、もう片方を自分で探すくせが役に立ちます。
へぇ、となる話
「昨年比200%増」のような言い方も、もとが小さいと、大した数ではないことがあります。増え方の割合と、実際の数の両方を見ると、正体が見えます。
身のまわりの同じしくみ
セールの割引率と実際の値引き額、テストの正答率と問題数、口コミの評価と件数。どれも両方を見ると、判断をあやまりにくくなります。