すこしずつなら、むずかしいこともできるのはなぜ?
まず、答え
大きくてむずかしいことも、小さく分けると、ひとつずつは「できること」になります。脳は、一度にたくさんは処理できませんが、小さな一歩なら乗りこえられる。その小さな成功を積み上げると、いつのまにか大きなことができています。
どうして?
むずかしく感じるのは、多くの場合「大きすぎて、どこから手をつけるかわからない」から。大きなかたまりのままだと、脳は「無理そうだ」と感じて、動けなくなります。
そこで、小さく分けます。すると、それぞれは「これならできそう」に変わります。ひとつできると、脳は「できた」と感じて、次に進む力がわきます。この積み重ねが、大きなことをやりとげる、いちばん確かな方法です。
もう一歩
分け方にはコツがあります。「なわとびを100回」なら、「まず10回を5セット」。「読書感想文」なら、「本を読む」「心にのこった場面を1つえらぶ」「なぜそう思ったか書く」…と、行動の単位まで小さくする。「次に何をするか」がはっきりするほど、手がつけやすくなります。
そして、順番にこだわりすぎないこと。できそうなところから手をつけていい。1つやると、次が見えてきます。大きな山も、一歩ずつしか登れません。でも、一歩ずつなら、だれでも登れます。今日の小さな一歩は、明日の自分への、いちばんのおくりものです。
へぇ、となる話
大きな目標を、小さなステップに分けて進めるやり方は、スポーツや勉強、大人の仕事まで、はば広く使われています。うまくいく人の多くは、才能で一気に登っているのではなく、階段を小さく作るのが上手なのです。
身のまわりの同じしくみ
長い階段も一段ずつ、貯金も少しずつ、料理も手順どおりに一つずつ、ゲームのレベル上げも1つずつ。どれも、小さな一歩を積むと大きくなる、同じしくみです。