なぜ、失敗すると上手くなるの?
まず、答え
失敗すると上手くなるのは、まちがえた分だけ「どこを直せばいいか」が脳にわかるからです。うまくいったときより、うまくいかなかったときのほうが、脳は「つぎはこうしよう」と強く学びます。だから失敗は、上達のための大事な材料です。
どうして?
脳は、予想と結果がちがったときに、いちばんよく学びます。「こうなるはず」と思ってやってみて、ちがう結果が出ると、脳は「あれ?」と反応して、やり方をアップデートします。この「あれ?」が、学びのスイッチです。
いつもうまくいっていると、この差が生まれません。だから、少しむずかしいことに挑戦して、ときどき失敗するくらいが、いちばん伸びるのです。
もう一歩
失敗には、いくつかの種類があります。ただの不注意によるミスと、はじめての挑戦でうまくいかないこと。とくに後者は、「まだできないこと」に手をのばした証拠で、脳が大きく育つチャンスです。
大切なのは、失敗したあとに「どこがちがったかな」と一度だけふり返ること。自分を責めるのではなく、観察する。すると、次の一手が見えてきます。うまくいかなかった回数は、上達までの通り道であって、あなたのねうちとは関係ありません。
へぇ、となる話
スポーツ選手や研究者ほど、たくさん失敗しています。ちがうのは、失敗を「終わり」ではなく「データ」として集めているところ。発明家のエジソンは、電球ができるまでの多くの失敗を「うまくいかない方法を見つけた」と話したと伝えられます。失敗の数は、挑戦した数でもあるのです。
身のまわりの同じしくみ
自転地球が自分でくるくる回ること。昼夜のもと。車の練習でころぶこと、テストのまちがい直し、ゲームで何度もやり直すこと、料理の味見。どれも「ちがった、だから直す」のくり返しで、上手くなっていく同じしくみです。