なぜ宇宙は、真っ暗なの?
まず、答え
宇宙にはたくさんの星があるのに真っ暗なのは、光を散らす空気がなく、遠くの星の光は弱くて目に届かないからです。
どうして?
昼の空が明るいのは、太陽の光が空気の粒にぶつかって、空じゅうに散らばるからです。宇宙には空気がほとんどないので、光は散らばらず、太陽の当たっている物だけが明るく、まわりは真っ暗のままです。星は光っていますが、あまりに遠いので、その光は点にしか見えず、空間全体を明るくするほどではありません。
もう一歩
じつは「星がたくさんあるのに、なぜ夜空は暗いのか」は、昔の科学者を悩ませた有名ななぞ(オルバースのパラドックス)です。答えのひとつは、宇宙には始まりがあり、遠すぎる星の光はまだ地球にとどいていないから。もうひとつは、宇宙が広がっていて、遠い星の光ほど引きのばされて弱くなるからです。つまり宇宙の暗さは、「宇宙に始まりがあって、今も広がっている」という大きな事実を教えてくれる手がかりなのです。
へぇ、となる話
宇宙ステーションの外では、太陽が出ていても空は真っ暗です。宇宙飛行士は、昼でもまぶしい太陽と真っ黒な空を、同時に見ています。
身のまわりの同じしくみ
くもりの日は空全体が明るく、晴れた夜は暗い。光を散らす空気があるかないかで、明るさが決まります。