選挙って、なんのためにするの?
まず、答え
選挙は、みんなの代わりに社会のことを決める「代表」を、みんなで選ぶしくみです。国じゅうの人が集まって話し合うのはむずかしいので、信頼できる人を選んで、まかせます。一人一票、だれの声も同じ重さ、というのが、選挙のいちばん大切なところです。
どうして?
たくさんの人が暮らす国では、道路や学校、決まりごとなど、みんなに関わることを、だれかが決めなければなりません。でも、全員が毎回集まるのは無理です。
そこで、「この人にまかせたい」と思う代表を、投票で選びます。選ばれた人たちが、みんなの代わりに話し合い、決めていく。もし、その人がよくない仕事をしたら、次の選挙で別の人を選べます。この「選び直せる」しくみがあるから、代表はみんなのために働こうとするのです。
もう一歩
選挙の力は、「一人一票」にあります。お金持ちでも、有名な人でも、票は一つ。ふつうに暮らす人の一票と、まったく同じ重さです。だから選挙は、力の強い人だけでなく、みんなの声を政治に届けられる、平等な方法なのです。
この一票を手に入れるまでには、長い歴史がありました。昔は、決まった身分や、男性だけしか投票できない時代もありました。多くの人が「わたしたちにも声を」と願い、動いた結果、今は多くの大人が投票できるようになっています。だから一票は、当たり前ではなく、たくさんの人の願いが積み重なって得られた、大切な権利です。子どものうちから「自分たちのことは、自分たちで決める」という気持ちを持つことが、その第一歩になります。
へぇ、となる話
投票する人が少ないと、一部の人の声だけで物事が決まってしまいます。反対に、多くの人が投票すると、より多くの人の願いが反映されます。だから「自分の一票なんて」と思わずに使うことが、社会を自分たちのものにしていく力になるのです。
身のまわりの同じしくみ
クラスの代表を決める学級選挙、係を決める投票、みんなで多数決をとること。どれも、代表や決めごとを、みんなの一票で選ぶ、選挙と同じしくみです。