法律ってなに?なんのためにあるの?
まず、答え
法律とは、国じゅうのみんなで守ると決めた、大きなルールのことです。人の命や安全、権利を守り、争いを公平に解決するためにあります。だれかが勝手に作るのではなく、みんなの代表が話し合って決める、という点が、ふつうの決まりとちがいます。
どうして?
たくさんの人が同じ国で暮らすと、お金のやりとり、事故、争いごとなど、いろいろな問題が起きます。そのたびに力の強い人が勝つ、というのでは、弱い人が守られません。
そこで、「こういうときは、こうする」とあらかじめ決めておくのが法律です。みんなが同じルールで動くから、安心して暮らし、商売をし、助け合えます。法律は、社会という大きな乗り物を、安全に走らせるための交通ルールのようなものです。
もう一歩
法律の大事なところは、「だれにでも同じように当てはまる」ことです。えらい人にも、そうでない人にも、同じルールが使われる。これを「法の下の平等」といいます。もし、力やお金のある人だけがルールを破れたら、社会はすぐにこわれてしまいます。
そして、法律は変えられます。時代に合わなくなった法律は、みんなの代表が集まる場所(国会)で話し合い、より良いものに直していきます。だから、法律は「ぜったいに変わらない命令」ではなく、「みんなでより良くしていく約束」です。おかしいと思う決まりがあれば、声を上げ、変えていく。それも、社会に生きる人の大切な役割です。
へぇ、となる話
法律の多くは、過去に起きた問題や悲しいできごとをきっかけに、「二度とくり返さないように」と作られてきました。つまり法律は、人類が失敗から学んだ知恵の積み重ね。一つ一つのルールの後ろに、だれかを守りたいという願いがあるのです。
身のまわりの同じしくみ
学校全体のきまり、スポーツの公式ルール、みんなで決めたクラスの約束。どれも、全員に同じように当てはまり、話し合って変えられる、という法律と同じしくみを持っています。