「人権」ってなに?
まず、答え
人権とは、生まれたときからだれもが持っている、「人として大切にされる権利」のことです。国や年れい、性別、見た目、生まれた場所に関係なく、すべての人が同じように持っています。だれかにあげたり、うばったりできない、いちばんの土台です。
どうして?
人はみな、安心して生き、学び、自分らしくいたいと願います。この当たり前の願いを、「だれにでもある大切なもの」として守ろうと決めたのが、人権という考え方です。
昔は、生まれや身分で、人の扱いが大きくちがう時代もありました。長い歴史の中で、多くの人が「どんな人も、同じように大切にされるべきだ」と声を上げ、少しずつ今の考え方が育ってきたのです。
もう一歩
人権には、いくつもの中身があります。命と体を守られること。自由に考え、話せること。学べること。差別されないこと。安心して暮らせること。これらは、特別な人だけのものではなく、あなたにも、となりの人にも、世界の反対側の人にも、等しくあります。
大切なのは、自分の人権と同じくらい、相手の人権も大事にすること。自分が大切にされたいなら、相手も大切にする。人権は、「わたしを大事に」と「あなたも大事に」がセットになって、はじめて守られます。だれかの人権がおびやかされているとき、見て見ぬふりをしないこと。それが、みんなの人権を守ることにつながります。
へぇ、となる話
世界には、「世界人権宣言」という、すべての人の権利を約束した文書があります。第二次世界大戦の大きな悲しみのあと、1948年に世界の国々が集まって作りました。「二度と、人を人として扱わないことをくり返さない」という、人類の願いがこめられています。
身のまわりの同じしくみ
だれもが安心して学べること、意見を言えること、仲間はずれにされないこと、自分らしくいられること。どれも、身近な場所で人権が守られている、同じすがたです。