なぜ、トイレに行かないといけないの?
まず、答え
体が動いたあとに出る「いらなくなったもの」を、外に出さないといけないからです。うんちは食べ物の残り、おしっこは体の中を流れる血のそうじで出たごみです。
どうして?
食べたものは、胃や腸を通るあいだに、体が使える小さな形に分解されます。栄養は血に取りこまれ、吸収されずに残ったものが、うんちになります。ここまでは、食べ物の通り道の話です。
おしっこは、少しちがう道から来ます。体は取りこんだ栄養を使ってエネルギーを作りますが、そのとき、どうしてもごみが出ます。工作をすれば切れはしが出るのと同じです。このごみは血にとけて全身を流れ、こしにある腎臓という臓器でこしとられます。
腎臓は、血をこしてきれいにするフィルターです。こしとったごみを水にとかしたものが、おしっこです。ぼうこうにためて、いっぱいになると脳へ合図が届き、「行きたい」と感じます。
つまりトイレは、体の外へ出す出口です。ためたままにできないので、毎日行くことになります。
もう一歩
腎臓は、せなかの側に左右2つ、そら豆のような形でならんでいます。ここを流れる血の量はとても多く、大人では1日におよそ150リットルもの水をこしとっているといわれます。大きなおふろ1ぱい分に近い量です。
もちろん、そんなに出るわけではありません。こしとった水のうち99%は体にもどされ、残りだけが濃くなって、1日1.5リットルほどのおしっこになります。必要な水は返して、いらないものだけを持っていく。とてもよくできたしくみです。
だから、おしっこの色は体の水分の目安になります。汗をたくさんかいた日や、朝いちばんは、水をもどす量が多くなるので色が濃くなります。水をよく飲んだあとは、うすい色になります。
うんちのほうは、食べ物の残りかすだけではありません。腸の中にすんでいる細菌や、はがれた腸のかべも混ざっています。大腸で水分を吸って、ちょうどよいかたさに整えられてから出ていきます。
へぇ、となる話
おしっこの黄色は、古くなった赤血球が分解されたときにできる色です。赤血球は体の中でおよそ4か月はたらくと役目を終え、こわされて、その一部が黄色い色のもとになります。おしっこの色は、はたらき終えた血の色でもあるのです。
身のまわりの同じしくみ
朝いちばんのおしっこが濃いこと、運動したあとに色が変わること、水をたくさん飲んだあとにトイレが近くなること。どれも、体が水とごみを調整している合図です。