← 記事一覧

経済

どうして、欲しくなるの?

まず、答え

何かを「欲しい」と感じるのは、脳が「これがあれば、もっと楽しく・幸せになれそう」と期待するからです。この気持ち自体は自然なもの。でも、広告やまわりの様子によって、本当に必要な以上に、強くかき立てられることもあります。だから、欲しい気持ちに気づいて、一度立ち止まるのが、かしこい買いものの第一歩です。

どうして?

脳は、「手に入れたら、うれしくなりそう」と想像すると、わくわくする物質を出します。この「手に入れる前のわくわく」が、欲しいという気持ちの正体です。

おもしろいのは、手に入れる前がいちばんわくわくして、実際に手に入れると、うれしさが早くしぼむことが多い、ということ。だから「欲しくてたまらなかったのに、買ったらすぐあきた」ということが起こります。欲しい気持ちは、しばしば、実際の満足より大きくふくらむのです。

もう一歩

欲しい気持ちは、まわりからも強められます。友だちが持っている、テレビやネットで何度も見る、「今だけ」と言われる。こうした場面では、脳の「欲しい」がさらにあおられます。売る側も、たくさん買ってもらうために、この気持ちを上手にくすぐる工夫をしています。

だから、かしこい買いもののコツは、「欲しい」と感じたら、すぐ買わずに、一度立ち止まること。「これは、本当にいるものかな?」「一晩たっても欲しいかな?」と考えると、ふくらんだ気持ちが落ち着いて、本当に必要かが見えてきます。欲しい気持ちを、悪者にする必要はありません。ただ、その気持ちに気づいて、うまく手なずけられる人が、お金も心も、豊かに使えるのです。

へぇ、となる話

一晩ねると、欲しかった気持ちが、うすれていることがよくあります。これは、時間がたつと、脳の「わくわく」が落ち着くから。だから、大きな買いものほど、「一晩考える」ルールが役立ちます。ねる前に欲しくてたまらなかったものが、朝には「まあ、いらないかな」に変わる。これは、あなたの脳が、冷静さを取りもどした証拠なのです。

身のまわりの同じしくみ

お店で急に欲しくなること、友だちが持っていると欲しくなること、CMを見て食べたくなること。どれも、脳の「欲しい」がかき立てられる、同じしくみです。気づいて立ち止まれると、選ぶ力が育ちます。

#けいざい#おかね

このきじは「かしこくお金を使うコース」の 2/10 最初から読む

まだわからないこと、もっと知りたくなったことはありますか。あなたの「なぜ?」が、つぎの記事のもとになります。

もっと知りたい・聞いてみたい