おこづかいは、どう使うといいの?
まず、答え
おこづかいは、「使う」「ためる」「だれかのために使う」の三つに、少しずつ分けるのがおすすめです。全部すぐ使うのでも、全部ためこむのでもなく、バランスよく分ける。おこづかいは、大人になってからのお金の使い方を、小さく練習できる、大切な機会です。
どうして?
おこづかいのいいところは、「自分で決めて、自分で失敗できる」ことです。少ない金額のうちに、使いすぎて後悔したり、ためて大きなものを買えたりする経験をしておくと、大人になって大きなお金をあつかうとき、うまく使えるようになります。
失敗しても大丈夫。むしろ、小さな失敗は、いい勉強です。「全部使ったら、欲しいものが買えなかった」という経験こそが、次の使い方を教えてくれます。おこづかいは、お金の使い方を練習する、安全な練習場なのです。
もう一歩
三つに分ける、とは、たとえばこういうことです。「使う」ぶんは、今の楽しみに。おかしや、ちょっとしたもの。「ためる」ぶんは、少し高い、本当に欲しいもののために取っておく。少しずつためて、大きなものを手に入れる経験は、「がまんの先に、大きな喜びがある」ことを教えてくれます。「だれかのために使う」ぶんは、家族へのちょっとしたプレゼントや、募金に。人のために使うお金は、自分にもあたたかい気持ちを返してくれます。
わり合は、自分で決めていいのです。大切なのは、入ってきたお金を、全部その場で使ってしまわないこと。少しでも「ためる」「分ける」を入れると、お金と、じょうずにつきあう力が育ちます。そして、使ったお金を、たまに書き出してみるのもおすすめ。「何に使ったか」が見えると、自分のお金のくせがわかり、次からもっとかしこく使えるようになります。
へぇ、となる話
おこづかいを、記録する習慣がある子は、大人になってもお金の管理が上手な人が多い、といわれます。少額でも「何に使ったか」を見返すだけで、むだづかいに気づき、大切なことにお金を回せるようになる。おこづかい帳は、小さな家計のトレーニングなのです。
身のまわりの同じしくみ
お年玉の使い道を考えること、貯金箱にためること、家族にプレゼントを買うこと。どれも、「使う・ためる・分ける」を練習する、おこづかいと同じしくみです。