ブラックホールってなに?
まず、答え
ブラックホールは、重力がとてつもなく強くて、光さえも外に出られない天体です。だから真っ黒に見え、「ブラックホール(黒い穴)」とよばれます。
どうして?
物が重いほど、まわりを引きつける力(重力)が強くなります。とても重い星がぎゅっと小さくつぶれると、その重力はけたちがいに強くなり、近づいたものは何でも吸いこまれます。ふつうなら光は一番速くて何でも飛び出せますが、ブラックホールの重力は、その光さえにがしません。だから中は見えず、真っ黒なのです。
もう一歩
ブラックホールは、とても重い星が一生の最後に、自分の重力でつぶれて生まれると考えられています。中心に近づくと重力が強すぎて、いったん「境界(事象の地平線)」をこえたら、光でさえもどれません。ただし、むやみに何でも吸いこむ「宇宙の掃除機」ではなく、遠くにいれば、地球が太陽を回るように、ブラックホールのまわりを安全に回ることもできます。2019年には、世界中の望遠鏡を協力させて、ブラックホールのまわりの光を初めて写真に撮ることに成功しました。
へぇ、となる話
私たちの住む天の川銀河の中心にも、太陽の何百万倍も重い、巨大なブラックホールがあると考えられています。
身のまわりの同じしくみ
ボールを投げ上げても地球の重力で落ちてくるように、ブラックホールも重力で物を引きます。ちがいは、その力がけたはずれに強いことです。