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地学

なぜ、さわるだけでくずれる石があるの?

まず、答え

長いあいだ雨や空気、こおりにさらされて、石の中のつぶをつなぐ力が弱くなっているからです。これを風化といいます。もともと、つぶのつながりがゆるい石もあります。

どうして?

石は、鉱物決まった成分と形をもつ、天然のつぶ。という小さなつぶが、ぎっしり集まって固まったものです。だから、つぶとつぶのつなぎ目がゆるむと、見た目は石のままでも、力を入れるとザラザラとくずれます。

つなぎ目をゆるめるはたらきは、いくつもあります。ひとつは水です。しみこんだ水は、鉱物の一部と少しずつ反応して、やわらかい粘土に変えてしまいます。もうひとつは、こおりです。すき間に入った水が冬に凍ると体積がふえて、すき間をぐいぐい押し広げます。とけて、また凍って、をくり返すうちに、ひび割れは奥まで伸びていきます。

昼と夜の温度差でふくらんだり縮んだりすること、割れ目に入りこんだ木の根が太くなることも、同じように石をくだく力になります。どれも一回では何も起きませんが、何百年、何千年と積み重なります。

さわってくずれる石は、こわれかけの石ではなく、こわれる途中の石なのです。

もう一歩

石の種類によって、くずれやすさはちがいます。

花こう岩は、とてもかたい石です。それでも、長い時間をかけて風化すると、つぶがバラバラになって、ザラザラした砂になります。これを「まさ土(まさど)」と呼びます。手でにぎるとくずれ、雨がたくさん降ると流れ出しやすいので、山くずれの原因になることもあります。

火山灰が積もって固まった凝灰岩は、もとからつぶのすき間が多く、やわらかい石です。加工しやすいので、蔵や塀の石材として使われてきました。どろが固まった、でい岩や頁岩は、うすい板のようにはがれます。

風化の速さを決めるのは、石の種類と、その場所の気候です。雨が多くてあたたかい場所では化学の変化が進みやすく、寒くて凍ったりとけたりをくり返す場所では、割れる力が強くはたらきます。同じ石でも、置かれた場所によって、もろくなる速さがちがうのです。

へぇ、となる話

風化は、石をくずすだけの、こわす力ではありません。くだけた石のつぶに落ち葉や生きものが混ざって、土ができます。足もとの土は、もとをたどればどれも石でした。さわってくずれる石は、石が土になっていく、その途中の姿なのです。

奇妙な形の岩が名所になっていることがありますが、あれも風化の作品です。もろい部分から先にけずれ、かたい部分が残ると、きのこのような、柱のような形になります。

身のまわりの同じしくみ

河原で拾うと欠けてしまう石、古い石垣のかどが丸くなっていること、コンクリートに入るひび、グラウンドのザラザラした砂。どれも、水と温度が長い時間をかけてはたらいた跡です。

#石#自然#みんなのなぜ

力だめしクイズ

さわるとくずれる石になるのは、どうして?

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