集中できるとき・できないときがあるのはなぜ?
まず、答え
集中には、上がったり下がったりの波があります。ずっと集中し続けられないのは、脳がつかれたり、気が散る合図に反応したりするから。これはふつうのことで、波に合わせて工夫すると、集中はぐっと使いやすくなります。
どうして?
脳は、ひとつのことに気持ちを向け続けると、少しずつつかれていきます。すると、まわりの音やスマホなど、別のものに気を取られやすくなります。これは、脳が「新しいことにも気づけるように」できているためで、悪いことではありません。
だから、集中できないときは、「自分はダメだ」ではなく、「そういう波なんだ」と考えるほうが正確です。大事なのは、波とうまくつきあうことです。
もう一歩
集中を助けるコツは、まず、気が散るもとを遠ざけること。スマホを別の部屋に置く、机の上を片づける。人の意志は弱くて当たり前なので、そもそも近くに置かないのがいちばんです。
つぎに、時間で区切ること。「25分やって、5分休む」のように短く区切ると、集中が続きやすくなります。始めるときは、いちばんかんたんなところから手をつけると、波に乗りやすい。そして、集中できる時間は、人によっても、日によってもちがいます。長さでくらべず、「今日は乗れたな」を大事にしてください。眠い・おなかがすいた・つかれたときは、集中しにくくて当然。休むのも、りっぱな集中の工夫です。
へぇ、となる話
集中が続く長さには、かぎりがあります。だからプロほど、長時間ぶっ通しではなく、集中と休みを上手に区切っています。ずっとがんばれる人がすごいのではなく、休みをはさんで波に乗る人が、結果を出しているのです。
身のまわりの同じしくみ
勉強、読書、ゲーム、練習。どれも、乗っているときとそうでないときがあります。気が散るものを遠ざけ、短く区切る。この工夫は、大人の仕事でもまったく同じです。