てこを使うと、なぜ小さな力で重い物を動かせるの?
まず、答え
てこは、支える点(支点)を使って、力を大きくする道具です。支点から遠いところを押すほど、小さな力で、重い物を持ち上げられます。
どうして?
シーソーのように、棒を1点で支えます。重い物の近くに支点を置き、遠いはしを押すと、小さな力でも、てこの効果で大きな力になって、重い物が持ち上がります。
そのかわり、手は大きく動かす必要があります。少ない力ですむぶん、動かす距離が長くなるのです。
もう一歩
てこには、3つの点があります。支える「支点」、力を加える「力点」、物にはたらく「作用点」です。支点から力点までを長く、支点から作用点までを短くするほど、少ない力ですみます(そのぶん、動かす距離は長くなります。力で得したぶん、距離で損をするのです)。
はさみ、くぎぬき、栓ぬき、シーソー、つめ切り、ピンセット。みんな、てこの仲間です。じつは、人の体でも、ひじやあごが、てこのはたらきをしています。てこは、小さな力を大きな力に変える、いちばん身近な機械なのです。重いドアの、遠いはしを押すと軽く開くのも、てこを感じられる場面です。
へぇ、となる話
「長い棒と、支える点があれば、地球さえ動かせる」と、昔の学者アルキメデスは言いました。実際には無理ですが、てこの力の大きさを表す、有名な言葉として残っています。
身のまわりの同じしくみ
はさみ、くぎぬき、栓ぬき、シーソー、ピンセット、つめ切り、ドアノブ。身のまわりは、てこだらけです。