けんかしたあと、どうやって仲直りするの?
まず、答え
けんかの仲直りは、どちらが正しいかを決めることより、「気持ちを伝え合うこと」から始まります。おたがいの言い分を一度落ち着いて聞くと、こじれた糸はほどけていきます。仲直りできるのは、その相手を大切に思っている証拠です。
どうして?
けんかの最中は、脳が「守るモード」になり、相手を敵のように感じてしまいます。この状態では、いい考えが出ません。だからまず、少し時間をおいて、心を落ち着けることが大切です。
落ち着くと、脳の考える部分がまたはたらき出します。すると、「相手にも言い分があったかも」と思えるようになります。仲直りは、頭が冷えてからのほうが、うまくいくのです。
もう一歩
仲直りのコツは、順番にあります。まず、少し間をおいて落ち着く。つぎに、「自分はこう感じた」と、自分の気持ちを主語にして伝える。「あなたが悪い」ではなく「わたしはかなしかった」と言うと、相手も身がまえずに聞けます。
そして、相手の話も最後まで聞く。同じできごとでも、見え方はちがっています。どちらかが100パーセント悪い、ということは、じつはあまりありません。さいごに、自分が言いすぎたところがあれば、そこだけあやまる。ぜんぶを勝ち負けにしなくて大丈夫。仲直りは、勝つことではなく、また一緒にいられるようにすることです。
へぇ、となる話
なかよしの相手ほど、じつはけんかも起きやすいものです。近くにいて、気持ちをぶつけ合えるからです。けんかが起きること自体は、悪いことではありません。大事なのは、そのあと直せること。仲直りをくり返した友だちほど、きずなが強くなっていきます。
身のまわりの同じしくみ
きょうだいげんか、友だちとの言い合い、グループでのもめごと。どれも、落ち着く、気持ちを伝える、相手の話を聞く、という同じ手順で、ほどいていけます。