ニュートンはどうして「万有引力」を思いついたの?
まず、答え
ニュートンは、「リンゴが落ちるのも、月が地球のまわりを回るのも、同じひとつの力(重力)のせいではないか」と考えました。地上と宇宙を、同じ法則で結びつけた大発見です。
どうして?
木からリンゴが落ちるのを見て考えた、と言われています。だいじなのは、そこで「では、もっと高いところのもの、たとえば月は、なぜ落ちてこないのだろう?」と、問いを広げたことです。ふつうは「リンゴは落ちるもの」で終わってしまいます。ニュートンは、落ちるリンゴと、落ちてこない月を、同じひとつの疑問の中に置いたのです。
もう一歩
ニュートンは、月も実は「地球に向かって落ち続けている」と考えました。ただ、同時に横向きにものすごい速さで進んでいるので、地球にぶつからず、まわりを回り続ける。つまりリンゴと月は、同じ「引っぱる力」に従っている、と気づいたのです。彼はこれを、言葉だけでなく、数(数式)できちんと表しました。だから、星や月の動きを計算で予想できるようになったのです。ひとつの力で、地上のことも宇宙のことも説明できる。「別々に見えるものを、同じしくみで考えられないか」と問う姿勢が、大きな発見を生みました。
へぇ、となる話
人工衛星が落ちてこないのも、まったく同じ理由です。ニュートンの考えは、今のロケットや衛星の計算にも使われています。
身のまわりの同じしくみ
ボールが落ちる、水が低い方へ流れる、月が地球を回る。ぜんぶ同じ重力のはたらきです。バラバラに見えることを「同じ」でつないだのが、ニュートンの発見でした。