電話は、どうやって遠くまで声を届けるの?(発明の話)
まず、答え
電話は、声のふるえを電気の信号に変えて線で送り、相手のところで、また声にもどす発明です。ベルという人が、耳のしくみを研究する中で作り上げました。
どうして?
遠くの人に、その場で声をとどけたい。これは昔からの願いでした。手紙は時間がかかります。ベルは、もともと、耳が聞こえない人に言葉を教える仕事をしていて、「音」や「耳のしくみ」に、とてもくわしい人でした。その知識が、電話の発明につながっていきます。
もう一歩
声は、空気のふるえです。ベルは、「このふるえを、電気のふるえに変えて線で送り、向こうでまた空気のふるえ(音)にもどせば、声が届くのでは」と考えました。声で小さな板をふるわせ、その動きを電気の強弱に変える。届いた電気で、また板をふるわせ、音を出す。耳のしくみ(音を受けてふるえる部分)を、機械でまねたのです。ここでも「自然に学ぶ」考え方が生きています。もちろん、一度で完成したわけではなく、何度も作り直し、改良を重ねました。電話は、その後、線のいらない携帯電話やスマホへと進化し、今では世界中の人が、いつでもつながれるようになりました。声を電気に変える、という最初のひらめきが、その出発点だったのです。
へぇ、となる話
声を電気の信号に変える、という考え方は、今のスマホや、インターネットの通話にも、かたちを変えて生きています。150年ほど前のひらめきが、今も私たちをつないでいます。
身のまわりの同じしくみ
電話、スマホ、インターネット通話。どれも「声を信号に変えて送り、また声にもどす」という、電話の考え方の上にあります。