なぜ人は、泳げるの?
まず、答え
人が泳げるのは、体が水に浮く(浮力)からです。手や足で水をうしろへかくと、水がおし返す力(作用・反作用)で前へ進みます。息を吸った体は、とくに浮きやすくなります。
どうして?
水は、体を上へおし上げます(浮力)。人の体は、水とほぼ同じ重さなので、力をぬいて息を吸うと、浮きます。
前へ進むのは、手足で水をうしろや下へおして、その反動で進むからです。ボートのオールや、魚のひれと、同じしくみです。
もう一歩
泳ぎのポイントを見てみましょう。ひとつめ、力をぬいて、体をまっすぐ水平にする(沈もうとあせって暴れると、かえって沈みます)。ふたつめ、息を吸って肺に空気を入れる(浮き輪のように浮きやすくなります)。みっつめ、手足で水を、大きくうしろへかく。よっつめ、水の抵抗を減らすため、体をまっすぐ細長くする(カヌーが細長いのと、同じ理由です)。
こわがって暴れると、体はしずみやすくなります。だから、まず「浮くこと」を覚えるのが第一歩です。けのびや犬かきから始めるのは、そのためなのです。
へぇ、となる話
息をいっぱい吸うと浮き、はくと沈みます。肺が、浮き袋のはたらきをしているのです。じつは魚にも浮き袋があって、中の空気の量を変えて、浮き沈みを調整しています。
身のまわりの同じしくみ
プール、うきわ、けのび、犬かき、魚の浮き袋。どれも、浮く力と、水をかく力を使っています。
なお、泳ぐときは、かならず大人といっしょに、決められた場所で。