おすと、おし返される?(作用・反作用)
まず、答え
物をおすと、その物も同じ強さで、こちらをおし返してきます。この2つは、いつもセットです。これを作用・反作用といいます。ロケットや、およぎは、この力で進みます。
どうして?
かべを手でおすと、かべも手を、同じ強さでおし返しています(だから手が痛くなります)。ボートの上から岸をおすと、ボートは反対に動きます。
片方だけの力、というものはありません。力はいつも、「おす・おし返す」のペアではたらいているのです。
もう一歩
これは、ニュートンの「作用・反作用の法則」です。ロケットは、ガスをうしろへ強くふき出し、その反動で前へ進みます。泳ぐのは、水をうしろへおして、水がおし返す力で進むから。歩くのは、地面をうしろへけって、地面がおし返すからです。
2つの力は、ちがう物にはたらきます(手とかべ、ロケットとガス)。だから打ち消し合わず、片方が動けるのです。乗り物の動力の多くは、この「おし返し」を利用しています。ふくらませた風船から手をはなすと飛んでいくのも、同じしくみです。
へぇ、となる話
宇宙飛行士が宇宙で工具を投げると、その反動で、自分は反対の方へ動きます。つかまる物がない宇宙では、何かをおし出すことでしか、進めません。作用・反作用は、宇宙で動くための、基本のルールなのです。
身のまわりの同じしくみ
泳ぐ・歩く・ジャンプする、ロケット、風船が飛ぶ、ボートをこぐ、鉄砲の反動。どれも、おし返す力を使っています。