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物理

なぜ急に止まると、体が前に行くの?(慣性)

まず、答え

動いている物は、動き続けようとします。止まっている物は、止まり続けようとします。この性質を慣性といいます。だから、乗り物が急に止まると、体は動き続けようとして、前に行くのです。

どうして?

物は、外から力を受けないかぎり、今の動きを続けようとします。

バスが急ブレーキで止まっても、体はさっきまでの速さで動き続けようとするので、前へつんのめります。逆に急に発進すると、体は止まったままでいようとして、後ろへ引かれます。

もう一歩

これは、ニュートンが見つけた「慣性の法則」です。重い物ほど慣性が大きく、動かすにも止めるにも、大きな力がいります。

シートベルトは、慣性で前へ飛び出そうとする体を止めて、守るためのものです。だるま落としで、下だけをたたいても上が落ちないのも、コップの下の紙をすばやく引くとコップがその場に残るのも、慣性のはたらきです。乗り物の「急」がこわいのは、この慣性のせいです。だから、急発進や急ブレーキをさけるのです。

へぇ、となる話

宇宙のように、じゃまするものが何もないところでは、一度動いた物は、ずっと同じ速さで進み続けます。地球で物がいつか止まるのは、摩擦ものがふれ合うときの、すべりにくさ・止める力。や空気がじゃまをするからです。じつは物の本当の姿は、「動き続ける」ことなのです。

身のまわりの同じしくみ

急ブレーキで体が前に行く、シートベルト、だるま落とし、電車での揺れ、洗濯機の脱水。どれも、慣性が関わっています。

#のりもの#しくみ

力だめしクイズ

急ブレーキで体が前に行くのは?

やってみよう

コップと紙で、慣性を感じよう

物理

コインだけが、その場に残って落ちる。

ざいりょう

  • コップ
  • つるつるの紙(はがきなど)
  • コインなど小さくて重いもの

やりかた

  1. コップの上に紙をのせ、その上にコインをのせる
  2. 紙のはしを、指ですばやく水平にはじく
  3. 紙だけが飛んで、コインがコップに落ちるのを見る
  4. ゆっくり引くと、どうなるかも試す

わかることコインは止まり続けようとする(慣性)ので、紙だけがすばやく抜けると、その場に残って落ちます。急ブレーキで体が前に行くのと同じ性質です。

このきじは「力と運動のきほんコース」の 3/10 最初から読む

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