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化学

なぜ卵は、焼くと固まるの?

まず、答え

卵の中のタンパク質が、熱を受けて形をかえ、たがいにくっつき合って固まるからです。一度固まると、冷やしても元のドロドロにはもどりません。

どうして?

生の卵の白身や黄身には、「タンパク質」という小さな部品がたくさんとけこんでいます。ふだんは丸まってバラバラにういていますが、熱を加えると、その丸まりがほどけて、たがいにからみ合い、つながって固まります。これが「焼くと固まる」正体です。フライパンの上で白身が透明から白に変わるのは、このタンパク質がつながっていくようすなのです。

もう一歩

熱でタンパク質が形をかえて固まる変化は「変性」とよばれ、一度おきると元にはもどりません。ゆで卵を冷やしても生にもどらないのは、そのためです。同じ変化は、熱だけでなく、酸や力でもおきます。牛乳にレモンを入れると固まる、ヨーグルトができる、おとうふが固まるのも、みんなタンパク質が形をかえてくっつく仲間の変化です。料理の多くは、じつはこうした「タンパク質を思いどおりに固める」化学を利用しているのです。

へぇ、となる話

温泉たまごは、白身より黄身のほうが低い温度で固まる性質を利用しています。ちょうどよい温度に保つと、黄身はとろりと固まり、白身は半分どろりのままになるのです。

身のまわりの同じしくみ

目玉焼き、ゆで卵、プリン、茶わんむし。どれも、卵のタンパク質が熱で固まる性質を使っています。

#食べもの#しくみ

力だめしクイズ

卵が焼くと固まるのは?

やってみよう

生卵とゆで卵を、見分けよう

物理

割らずに、回すだけで中身がわかる。

ざいりょう

  • 生卵
  • ゆで卵
  • 平らなところ

やりかた

  1. 2つの卵を、それぞれ回す
  2. くるくるよく回るのは、どっち?
  3. 回っている卵を指でそっと止め、すぐ手をはなす
  4. 止まったままか、また少し動くかを見る

わかることゆで卵は中まで固まって一体で回り、よく回ります。生卵は中の液体が動き続けるので回りにくく、止めても少し動きます(慣性)。

このきじは「台所は実験室コース」の 2/12 最初から読む

こんなことにも

この考え方は、こんな「なぜ?」にもつながります。

まだわからないこと、もっと知りたくなったことはありますか。あなたの「なぜ?」が、つぎの記事のもとになります。

もっと知りたい・聞いてみたい