たつまきと台風は、なにが違うの?
まず、答え
大きさ・つづく時間・でき方が違います。台風は海の上で数日かけてできる、数百kmもある大きな渦です。たつまき(竜巻)は、強い雲の下で数分から数十分だけあらわれる、数十mほどの小さくて激しい渦です。
どうして?
台風は、あたたかい海の上で水蒸気がたくさん立ちのぼり、それが雲になるときに出す熱をエネルギーにして、ゆっくり大きく育ちます。たつまきは、積乱雲上昇気流でできる背の高い雲。入道雲。(入道雲)の中の強い上昇気流空気が上へのぼる流れ。がねじれて、雲から地面に向かってのびる細い渦です。台風は海がないと育ちませんが、たつまきは陸の上でも起きます。
もう一歩
大きさは、台風が数百km、たつまきは数十から数百m。つづく時間は、台風が数日、たつまきは数分から一時間ほどです。エネルギーのもとも、台風は「あたたかい海と水蒸気」、たつまきは「積乱雲の中の激しい空気の動き」と違います。ただし、せまい範囲の瞬間的な風の強さでは、たつまきが台風を上回ることもあります。どちらも北半球では反時計回りに回りやすく、これは大きな渦ではコリオリの力、たつまきでは周りの風のねじれが影響しています。台風がやってくると、その周りでたつまきが発生することもあり、まったく無関係というわけではありません。
へぇ、となる話
たつまきは海の上でも起きて、そのときは水を巻き上げて「水上竜巻」になります。たつまきが通ったあと、細長い道すじだけに被害が集中することがあるのは、渦がとても細いからです。
身のまわりの同じしくみ
お風呂の排水の渦、コーヒーをかき回した渦、つむじ風。大きさやエネルギーのもとは違っても、「空気や水がねじれて中心に集まる」という点は、同じ仲間です。