戦争は、どうやったら防げるの?
まず、答え
戦争を防ぐいちばんの方法は、争いが大きくなる前に、話し合いで解くことです。そのために、国どうしが約束(ルール)を作り、たがいをよく知り、信頼を少しずつ育てていく。むずかしいけれど、人類はこの方法で、少しずつ戦争を減らそうとしてきました。
どうして?
戦争の多くは、「相手がこわい」「うばわれる」という不信から始まります。だから、その反対のこと、つまり「相手を知る」「約束を守る」「困ったときは助け合う」を積み重ねると、争いの芽は小さくなります。
たがいを知らないと、まちがった思いこみでこわくなります。でも、交流して相手のふつうの暮らしを知ると、「同じように毎日を生きる人たちだ」とわかります。知り合った相手とは、戦いにくくなるのです。
もう一歩
戦争を防ぐ工夫は、いくつもあります。国どうしが集まって話し合う場(国連など)を持つこと。「こういうことはしない」という国際的なルールを作ること。貿易や文化で結びつき、争うと両方が損をする関係を作ること。そして、正しい情報を伝え合い、うそやあおりで敵意が広がらないようにすること。
そして、平和は、えらい人だけが作るものではありません。ちがう国・ちがう考えの人を、頭から決めつけずに理解しようとすること。うわさをうのみにせず、自分で確かめること。困っている人に関心を持つこと。こうした一人ひとりの姿勢が、社会全体の空気を作ります。大きな平和は、身近な「ちがいを認め、話し合いで解く」小さな習慣の積み重ねの上にあります。あなたが友だちと仲直りできること、ちがう意見を尊重できることは、平和を作る力の、いちばん小さな、いちばん確かな一歩なのです。
へぇ、となる話
深く結びついた国どうしは、戦争になりにくいと言われます。たくさん貿易し、人が行き来し、いっしょに問題を解いてきた相手とは、争うと自分たちも大きく損をするからです。「仲よくしておくこと」は、やさしさであると同時に、いちばんかしこい平和の作戦でもあるのです。
身のまわりの同じしくみ
相手を知る、約束を守る、困ったら助け合う、うわさを確かめる、ちがいを認める。友だちや家族との間で平和を保つ方法と、国どうしが平和を保つ方法は、じつはとてもよく似ています。