← 記事一覧

生物

怒りは、なぜわいてくるの?どうつきあえばいい?

まず、答え

怒りがわいてくるのは、あなたの大切なもの(自分・人・ルール・気持ち)が、おびやかされたと感じたときです。怒りは、「これは大事だ、守りたい」という心のサイン。怒ること自体は、わるくありません。大切なのは、怒りを、人や物にぶつけずに、上手にあつかうことです。

どうして?

だれかにいじわるをされた、大事なものをこわされた、不公平なことをされた。こういうとき、人は怒りを感じます。これは、「守れ」「立ち向かえ」と、体を戦うモードにするための、大昔からのしくみです。心臓が速くなり、体が熱くなるのは、その準備です。

つまり怒りは、あなたを守るための、力のもと。でも、この力は強いので、そのままぶつけると、人を傷つけたり、あとで後悔したりします。だから怒りは、「なくす」のではなく、「じょうずに使う」ことが大切なのです。

もう一歩

怒りとつきあうコツがあります。まず、怒りが爆発しそうなときは、すぐに反応しないこと。カッとなった瞬間は、脳の考える部分がお休みしていて、ろくな判断ができません。だから、その場をはなれる、ゆっくり息をはく、心の中で数を数える。少し時間をおくと、考える力がもどってきます。

つぎに、落ち着いてから、「何に怒っているのか」を考えること。怒りの下には、たいてい、「悲しい」「くやしい」「分かってほしい」という気持ちがかくれています。それに気づけると、「どうしてほしいか」を、言葉で伝えられるようになります。「たたく」ではなく「やめてほしい、悲しかったと言う」。怒りを、暴力ではなく、言葉に変える。これができる人は、強い人です。怒りは、消すべき敵ではなく、じょうずに手なずける、力強い味方なのです。

へぇ、となる話

カッとなった怒りのピークは、じつは長く続きません。数十秒から数分でおさまり始めるといわれます。だから、その「いちばん熱い数十秒」を、何もせずにやりすごせれば、大きな失敗を防げます。「6秒待つ」と言われるのは、この最初の爆発をやりすごすため。たった数秒の間が、あなたを守るのです。

身のまわりの同じしくみ

不公平なことにムッとすること、大事なものをこわされて頭に来ること、じゃまされてイライラすること。どれも、大切なものを守ろうとする、同じしくみです。怒りに気づき、少し待って、言葉に変える。これが、上手なつきあい方です。

#きもち#こころ

このきじは「きもちと、こころの元気コース」の 3/15 最初から読む

まだわからないこと、もっと知りたくなったことはありますか。あなたの「なぜ?」が、つぎの記事のもとになります。

もっと知りたい・聞いてみたい