「増えた・減った」をどう読む?くらべる基準の話
まず、答え
「増えた」「2倍になった」という数字は、何とくらべているか(基準)で、意味が変わります。元の数や、くらべる相手を確かめてから受け止めることが大切です。
どうして?
「2倍に増えた!」と聞くと、すごそうに感じます。でも、元が2人なら、4人になっただけかもしれません。
反対に「1%増えた」でも、元が1億人なら、100万人も増えたことになります。増えた「割合」と「実際の数」、そして「元がいくつか」を、セットで見ないと、大きさをまちがえてしまうのです。
もう一歩
くらべるときには、落とし穴があります。基準がちがうものをくらべる(去年と今年で数え方がちがう、など)。都合のいい時点とくらべる(いちばん低かった時とくらべれば、増えて見えます)。割合だけ、または実数だけを見る。短い期間のたまたまの動きを、ずっと続くように見せる。
だから、数字を見たら「何と、いつと、どうくらべたのか?」と問いましょう。フェアにくらべるには、同じものさし・同じ条件でくらべることです。ニュースの「過去最高」「◯倍」も、基準を確かめると、見え方が変わってきます。
へぇ、となる話
同じ売り上げでも、「前の月とくらべる」か「去年の同じ月とくらべる」かで、増えたか減ったかが、逆になることもあります。季節で変わるものは、去年の同じ時期とくらべるのが、フェアなくらべ方です。
身のまわりの同じしくみ
ニュースの「◯%増」、テストの点の変化、お店の売り上げ、気温の記録。どれも「何とくらべたか」で意味が変わります。