← 記事一覧

かず・かたち

ちゃんと「くらべる」には、どうすればいい?(フェアなくらべ方)

まず、答え

2つをくらべて「こっちのほうがいい」と言うには、変える条件を1つだけにして、ほかは同じにするのがコツです。これを「フェアにくらべる」といいます。

どうして?

たとえば「この肥料は植物によく効く」と確かめたいのに、肥料をあげた鉢だけ日なた、あげない鉢は日かげに置いたらどうでしょう。よく育っても、肥料のおかげか、日光のおかげか、わからなくなります。くらべたいもの以外がちがっていると、答えがにごってしまうのです。

もう一歩

だから、フェアにくらべるには、変えるものを1つだけにします。肥料の効果を見るなら、水・日光・土・鉢の大きさは全部同じにして、肥料だけを変える。すると、育ち方のちがいは「肥料のせい」と言えます。これを対照実験といい、科学の基本の道具です。もうひとつ大事なのが、数です。1回だけくらべても「たまたま」かもしれません。いくつも試して、それでも同じなら、より確かになります。テレビやネットの「これを使ったら元気になった!」という話も、「ほかの条件は同じだった?」「何人で試した?」と考えると、本当かどうかを見ぬけます。フェアにくらべる力は、だまされないための力でもあるのです。

へぇ、となる話

新しい薬が本物かどうかを確かめるときも、この考え方が使われます。よく似た2つのグループを作り、片方だけに薬を使って、ちがいをくらべるのです。フェアなくらべ方は、命を守る研究の土台にもなっています。

身のまわりの同じしくみ

どっちの消しゴムがよく消える?どの育て方が早い?くらべるときに「ほかは同じ?」と考えると、正しい答えに近づけます。

#考える力#べんきょう

力だめしクイズ

フェアにくらべるコツは?

やってみよう

紙飛行機で、フェアにくらべよう

かず・かたち

変える条件を1つにして、飛ぶきょりをくらべる。

ざいりょう

  • 同じ紙 数枚
  • メジャー(またはメモ)

やりかた

  1. 同じ折り方の紙飛行機を、2機つくる
  2. 1つだけ条件を変える(羽の角度、先のクリップなど)
  3. 同じ場所・同じ力で飛ばす
  4. 飛んだきょりを何回かはかって、平均でくらべる

わかること変える条件を1つにすると、何が効いたかがわかります(対照実験)。何回かはかると、たまたまにだまされません。

このきじは「かんがえる力コース」の 7/17 最初から読む

ほかに 夏休みの自由研究・工作コース にも入っています。

まだわからないこと、もっと知りたくなったことはありますか。あなたの「なぜ?」が、つぎの記事のもとになります。

もっと知りたい・聞いてみたい