「だいたいどれくらい?」を考える力(見積もり)ってなに?
まず、答え
見積もりは、正確に数えなくても「だいたいこれくらい」と見当をつける力です。ぴったりの答えより、まず大きさをつかむことが役に立ちます。
どうして?
世の中には、いちいち正確に数えられないことがたくさんあります。そんなとき、「1個あたりこれくらい」「全部でこれくらい」と大まかに計算すると、答えの見当がつきます。たとえば、体育館に何人入れるかは、ひとり分の広さと全体の広さから見積もれます。ぴったりでなくても、「だいたい500人くらい」とわかれば、じゅうぶん役に立つのです。
もう一歩
見積もりは、「答えが正しいかを確かめる」ときにも力を発揮します。計算やコンピュータが「52000人」と出しても、見積もりで「せいぜい数百人のはず」とわかっていれば、けたまちがいに気づけます。AIや電たくが計算してくれる時代こそ、「その答えは、だいたい合っていそうか?」と見当をつける人の力が大切です。大きな数を、身近な単位に分けて考えるのがコツ。見積もりは、だまされないための、そして考えを前に進めるための、つよい道具なのです。
へぇ、となる話
科学者は、細かい計算をする前に、まず「だいたいの大きさ」を見積もります。方向がずれていないかを、先にたしかめるためです。
身のまわりの同じしくみ
買い物の合計、旅行にかかる時間、プールの水の量。どれも、見積もりで「だいたい」がわかると、安心して動けます。