「たとえて考える」と、なぜわかりやすいの?
まず、答え
知らないことを、すでに知っている「にたもの」にたとえると、すっと理解できます。これを「たとえて考える(類推)」といい、学びや発明の強い味方です。
どうして?
たとえば「電気の流れ」は目に見えません。でも「水の流れ」にたとえると、太いホースにはたくさん流れる、せまいと流れにくい、と想像できます。新しいことも、知っていることと重ねると、頭にすっと入るのです。
もう一歩
たとえは、理解を助けるだけでなく、新しいアイデアも生みます。マジックテープは、服にくっつく植物の実に「たとえて」作られました。コンピュータのメモリを「作業机」、CPUを「頭のう」とたとえると、しくみが一気にわかります。ただし、たとえには注意も必要です。にているのは一部だけで、ぜんぶが同じではありません。「電気は水のよう」でも、電気は水のようにはこぼれません。だから「どこがにていて、どこがちがうか」まで考えると、たとえは、もっと強い道具になります。上手なたとえを見つける力は、わかる力であり、人に伝える力でもあるのです。
へぇ、となる話
すぐれた科学者や先生は、むずかしいことを、みぢかなものにたとえるのが、とても上手です。「わかりやすい説明」の裏には、たいてい、よいたとえがかくれています。
身のまわりの同じしくみ
「〜みたいなもの」と言いかえるとき、あなたは類推を使っています。ゲームのルールを教えるときも、知っているゲームにたとえると早いですよね。