「関係ありそう」と「本当の原因」は、ちがうの?
まず、答え
「関係ありそう」と「本当の原因」は、ちがいます。2つのことが同時に増えても、片方がもう片方の原因とは限りません。かげに、別の本当の原因がかくれていることがあります。
どうして?
「アイスが売れる日は、水の事故も増える」。でも、アイスが事故を起こすのではありません。本当の原因は「暑さ」です。暑いとアイスが売れ、暑いと水遊びが増えて、事故も増えます。このように、2つが一緒に動いて見えても(相関)、それは「原因と結果(因果)」とは限らないのです。かくれた別の理由があることが、よくあります。
もう一歩
「Aが増えるとBも増える」から「AがBの原因」と決めつけると、まちがえます。ぐうぜん一緒に動いただけかもしれないし、C(暑さ)という共通の原因があるかもしれません。本当の原因かを確かめるには、条件をそろえて調べる(実験する)などが必要です。ニュースや広告の「〇〇すると△△になる」は、この落とし穴に注意です。
へぇ、となる話
「朝ごはんを食べる子は成績がいい」も、朝ごはんそのものより、規則正しい生活など、別の理由がかくれているかもしれません。「関係あり」は、「原因」とは限らないのです。
身のまわりの同じしくみ
ニュースの健康情報、広告の「これで〇〇」、うわさ、統計の見出し。原因かどうかを考える習慣が大切です。