前線ってなに?天気が変わる「空気の境目」
まず、答え
前線は、あたたかい空気と、冷たい空気がぶつかる「境目」のことです。天気予報でよく出てくるこの境目の近くでは、雲ができて雨が降りやすく、天気が大きく変わります。
どうして?
空気には、あたたかい空気と、冷たい空気があります。あたたかい空気は軽く、冷たい空気は重い。この2つがぶつかると、まざらずに、あたたかい空気が上へおし上げられます。空気は上へ行くほど冷えるので、水蒸気が雲になり、雨をふらせます。だから、前線が近づくと天気がくずれるのです。
もう一歩
前線には種類があります。冷たい空気が、あたたかい空気の下にもぐりこんで進む「寒冷前線」の近くでは、強い雨や、短い時間のはげしい天気になりやすいです。反対に、あたたかい空気が、冷たい空気の上にはい上がって進む「温暖前線」の近くでは、広い範囲で、しとしと長く雨がふりやすいです。天気予報の図で、とげとげや半円のついた線を見たことはありませんか。あれが前線の記号です。前線が「今どこにあって、どちらへ動くか」がわかると、これから天気がどう変わるかを予想できます。空のサインを読む観天望気に、この「空気の境目」という考えを合わせると、天気読みは、もっと確かになります。
へぇ、となる話
「梅雨(つゆ)」の長雨も、日本の上に、あたたかい空気と冷たい空気の境目(梅雨前線)が、長いあいだ、いすわることで起こります。
身のまわりの同じしくみ
天気予報の「前線が通過します」という言葉。そのあと、気温や天気が変わることが多いのは、空気の境目が通り過ぎるからです。