資金調達ってなに?
まず、答え
資金調達とは、事業をやるために必要なお金を集めることです。事業は、始めるときも、大きくするときも、先にお金がかかります。そのお金をどこから、どうやって用意するか。その方法をえらび、集めることを、資金調達といいます。
どうして?
だれかの困りごとを解決して価値を生むには、たいてい、先にお金が必要です。材料をそろえ、道具を買い、人をやとう。売り上げが入ってくる前に、これらのお金がいるのです。
だから、事業をやる人は、まず「必要なお金を、どうやって集めるか」を考えます。手もとのお金が足りなければ、外から集める。この「先にお金を用意する」ことができて、はじめて、価値を生む活動をスタートできるのです。
もう一歩
資金調達には、いくつかの方法があり、それぞれ性質がちがいます。
自分の貯金を使う。これは、だれにも返さなくてよいかわりに、失うリスクも自分で負います。銀行などから借りる(融資)。これは、利息をつけて、かならず返す約束です。会社の株を出して、応援してくれる人からお金を出してもらう(出資・投資)。これは返さないかわりに、もうけの分け前をわたします。共感した大勢から少しずつ集める(クラウドファンディング)。国や自治体から支えを受ける(補助金)。
どれをえらぶかは、事業の中身や段階によります。大切なのは、集めたお金は、より大きな価値を生むための燃料だということ。お金を集めること自体が目的ではありません。あくまで、「だれかの困りごとを、もっと大きく解決するため」。この目的を見失わない人が、集めたお金を、本当の価値に変えていけるのです。
へぇ、となる話
一つの会社が大きく育つ間に、資金調達の方法は変わっていきます。始めは自分の貯金や、少額の応援。軌道星や衛星が、まわりを回るときの道すじ。に乗ってきたら、銀行からの融資や、投資家からの出資。段階に合わせて、お金の集め方も進化するのです。会社の成長は、価値の成長であると同時に、信頼の成長でもあります。
身のまわりの同じしくみ
やりたいことのために、おこづかいをためたり、足りない分をおうちの人に相談したり、友だちに協力をお願いしたりすること。どれも、目的のために必要な力(お金)を集める、資金調達と同じ考え方です。