山登り、どう歩けば疲れないの?
まず、答え
歩はばを小さくして、足の裏全体をそっと置き、一定のゆっくりしたペースで登るのがコツです。大きな段差を一気に上がるより、体が長持ちします。
どうして?
山道は、平らな道より足を高く上げたり、ふんばったりするので、筋肉がたくさんエネルギーを使います。歩はばを小さくすると、一歩ごとに持ち上げる体の高さが減り、筋肉の負担が軽くなります。また、足の裏全体で着地するとすべりにくく、バランスをとる余分な力もいりません。息が切れないくらいのゆっくりしたペースを保つと、体は酸素を使ってエネルギーをうまく作り続けられ、長く歩けます。
もう一歩
体を動かすエネルギーには、酸素を使ってゆっくり長く作る方法と、酸素を使わず短時間で一気に作る方法があります。急いで登って息が切れると、後者にかたよって、足に疲れのもとがたまりやすくなります。だから「話しながら歩けるくらい」のペースが、いちばん疲れにくいのです。下りは楽に見えますが、着地のたびに筋肉がブレーキとして強く引きのばされ、あとで筋肉痛になりやすいので、ひざを軽く曲げてそっと下りると負担が減ります。こまめに水を飲み、少し休むことも、バテを防ぐ大切なコツです。
へぇ、となる話
昔から山を歩く人は、リズムよく一定のペースを保つ「歩き方の型」を大切にしてきました。ゆっくりでも止まらず進むほうが、速く登っては休むより、結局はやく着くこともあります。
身のまわりの同じしくみ
階段をのぼる、坂道を歩く、長い距離を歩く。どれも「小さく・一定に・足の裏全体で着地」で、体が長持ちします。